コンテンツのSEO対策チェックリストを公開!流入数771%改善のSEO成功事例も!

「SEO(Search Engine Optimization)」とは、検索結果画面での上位表示やページへの流入増加などを目的とした取り組みのことで、検索エンジン最適化とも言われます。 SEOに取り組み、検索エンジンがコンテンツを検出して内容を適切に評価できる状態に改善することで、結果として検索結果画面での上位表示や流入増加につながります。

コンテンツで集客を行ううえでSEO対策が重要だとわかっていても「具体的に何をすればいいのかわからない」とお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こちらの記事ではコンテンツのSEO対策で何をすべきかをチェックリスト形式でご紹介。ほかにも、SEO対策で実際に成果が出た事例やSEOを成功させるうえで知っておきたいことなど、SEO対策に取り組むうえで理解しておきたい情報を掲載しています。コンテンツのSEO対策にお悩みの方は参考にしてみてください。

OUTLINE 読みたい項目からご覧いただけます。

コンテンツのSEO対策チェックリスト

コンテンツのチェックリスト

まずは、コンテンツのSEO対策をチェックリスト形式でご紹介します。

検索エンジンから評価を得るにはユーザビリティも考慮する必要があります。そのため、今回ご紹介するSEO対策チェックリストは、検索エンジンの評価だけでなく、ユーザーも考慮したチェックリストになっています。両者の視点で、コンテンツをチェックしてみてください。

なぜユーザーを重視するのか気になった方は 「SEO対策を成功させるにはGoogleの考え方を知ることが重要」 に理由を記載していますので、あわせて参考にしてみてください。

タイトルのチェックリスト

  • メインキーワードが前方に記載されているか
  • タイトルと記事内容が一致しているか
  • 具体的な数字が含まれているか
  • 30~32文字で表示されることを想定したタイトルになっているか
  • 競合と差別化ができているか
  • 文章になっていないか

【検索エンジン対策】

タイトルは、Googleが記事の内容を判断するために使われています。タイトルタグにメインキーワードを含めることで、検索エンジンが記事の内容を理解しやすくなり、狙っているキーワードで上位表示されやすくなります。

【ユーザー対策】

ユーザビリティの観点でも、タイトルから記事内容が具体的にイメージできるかが重要です。ユーザーが「必要としている情報がある」とタイトルから感じれば、記事を読みたくなりCTR(クリック率)が向上します。CTRは間接的にSEOに好影響を与えると考えられています。CTRが向上できれば順位の向上が期待できます。

タイトルで記事内容を具体的にイメージできるかという点でいうと、数字を使うことも効果的です。○倍、○時間、○円、○年など数字を入れることで記事の内容がより明確になり、説得力も増し、クリックされやすくなります。

メインキーワードを前方に記載するのを推奨している理由は、タイトルの文字数によっては以下のように三点リーダーで省略されてしまうからです。省略されても、ユーザーに記事の内容を適切に伝えるためにはメインキーワードは前方に記載するといいでしょう。

タイトルが長くて検索結果で省略されている

タイトルの文字数を30~32文字としているのは、検索結果に表示されるタイトルの文字数がPCかスマホかによって異なるためです。同じ記事でも閲覧に使われるのがスマホか、PCかによってタイトルに表示される文字数が変わります。「リッチリザルトとは?検索結果で思わずクリックしたくなる表示のさせ方を解説」の記事で検証してみましょう(以下の画像参照)。

スマホとPCでのタイトルの見え方の違い

こちらの記事のタイトルは36文字あります。スマホは36文字まで表示されていますが、PCは30文字までしか表示されていません。このようにタイトルが省略されてしまうと、コンテンツの内容がユーザーに伝わりにくくなってしまいます。タイトルは30~32文字程度で表示されるのを想定し、最適化するといいでしょう。

タイトルの差別化はCTRを向上するという点で重要です。検索結果で表示された際、競合と似たようなタイトルになっていると、ユーザーはどの記事を見ようか迷ってしまいます。記事のタイトルに優位性を出して、競合と差別化をしましょう。

タイトルが文章になっていると、一見して内容が理解できず、ほかの記事に流れてしまいます。コンテンツを読むか、読まないかユーザーが判断するのは、ほんの数秒だと思ってください。タイトルは直感的に内容をイメージできるように簡潔にまとめるのがベストです。以下の記事でタイトルの付け方を具体例とともにご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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タイトルを付ける際の注意点としては、必ずしも設定したタイトルが検索結果に表示されるわけではないことです。検索エンジンの判断で、より適切なタイトルに書き換えられるケースもあります。意図しない書き換えを防ぐために、コンテンツごとに適切なタイトルをつけましょう。

ディスクリプションのチェックリスト

  • 50~120字程度に記事内容が要約されているか
  • メインキーワードやテーマは前方に記載されているか

【検索エンジン対策】

ディスクリプションは、検索エンジンに記事の要約を伝える役割があります。コンテンツの内容を正確に伝えるには、コンテンツごとに固有のディスクリプションを設定するのが適切とされます。

【ユーザー対策】

ユーザーにとってディスクリプションは、タイトルに次ぐクリックの判断材料です。ディスクリプションで、タイトルで伝えきれなかった情報を補ってクリックの後押しができれば、CTRが向上します。その結果、掲載順位にもいい影響を与えられる可能性があります。

タイトルと同様に、ディスクリプションも文字数が多いと省略されてしまいます。メインキーワードや伝えたいテーマは前方に記載するとユーザーに伝わりやすくなります。

ちなみにPCの場合、ユーザーの検索ワードと合致したワードがディスクリプションに入っていると太字で表示されます(以下の画像参照)。ユーザーに検索ワードと記事の関連性をアピールしやすくなるので、ワード選びも意識しましょう。

検索結果画面で強調されて表示されるディスクリプション

タイトルと同様に、必ずしも設定したディスクリプションが表示されるわけではない点は頭に入れておきましょう。検索エンジンの判断で、より適切なディスクリプションに書き換えられるケースもあります。意図しない書き換えを防ぐために、適切なディスクリプションを設定しましょう。

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リード文のチェックリスト

  • 読者視点(共感・不安・期待など)が含まれているか
  • 記事の概要が含まれているか(例)こちらの記事では○○の特徴や選び方を分かりやすく解説
  • CV目的の場合、具体的なメリット訴求が含まれているか(例)○○を解消するホワイトペーパーもご用意/お得に○○できるクーポンも!

リード文は「つかみ」です。リード文でうまく興味喚起できないと、本文を見てもらえず流入後の直帰率が高くなります。直帰率は掲載順位を決定づけることに直接関係があるわけではありませんが、コンテンツに対して「ユーザーの興味がない」と検索エンジンから判断されれば、SEOでマイナスの評価につながる可能性があります。

ここであわせて伝えたいのは「直帰率が高い=良くない」とは一概には言えないということ。わかりにくい、答えがないと判断して直帰したネガティブなパターンもあれば、目的が達成されたから直帰するというポジティブなパターンもあります。記事の場合、リード文だけでユーザーの目的が達成されるとは考えにくいため、直帰率を改善することでポジティブな変化があるとして、対策の中に含めています。

目次のチェックリスト

  • 記事内に目次は設定されているか
  • 目次に各見出しへのリンクが設定されているか

【検索エンジン対策】

検索エンジンのクローラーは内部リンクをたどってページを巡回し、情報収集しています。目次から各見出しへとリンクが設定されているとクローラーが巡回しやすくなり、検索エンジンがコンテンツを理解するのを助けられます。

【ユーザー対策】

文字量が多いコンテンツは、一見しただけでは何が言いたいのかわからず、目的の情報も探しにくいですよね。目次を設けることで、ユーザーが記事の概要を理解しやすくなり、気になる情報があれば本文へと読み進めてくれるでしょう。

また、目次にページ内リンクが設定されていれば目的とする情報がある見出しへと遷移しやすくなり、ユーザビリティの向上にも効果的です。

見出しのチェックリスト

  • 見出しタグが適切に使われているか
  • 何についての項目か簡潔にまとまっているか
  • 文章になっていないか

【検索エンジン対策】

検索エンジンのクローラーは、コンテンツの重要度を見出しタグのh2、h3、h4の順に判断します。クローラーにコンテンツの内容を正しく理解させるのを助けるという意味では、見出しタグを適切に設定することが重要です。コンテンツの章にあたる項目がh2、章に内包される小見出しがh3、h3に内包される項目がh4と見出しタグが適切に使い分けられているか確認しましょう。

【ユーザー対策】

ユーザーの中には、記事を流し読みする人もいるでしょう。見出しが簡潔にまとまっていれば、流し読みをしていても、概要が伝わり、目的の情報があるか判断しやすくなります。

見出しで概要を伝えるには、直感的にわかる見出しになっていることが大事です。直感的にわかるとは、読んでわかるのではなく、見ただけでわかるということ。文章にしてしまうと理解に時間がかかってしまい、ストレスを感じさせます。見出しは、簡潔にまとめましょう。

内部リンクのチェックリスト

  • 関連性の高いページへの内部リンクは設置されているか
  • サイト内の重要なページからのリンクはあるか
  • 内部リンクに誘導するテキストは興味をひくものになっているか
  • 内部リンクを設置する場所は適切か
  • 内部リンクのUIは考えられているか

【検索エンジン対策】

内部リンクが設定されていることで、検索エンジンのクローラーがリンク先を理解しやすくなります。ページ単体の理解を促すだけでなく、サイト内のページ同士の関係性や関連性を伝えることができ、サイト全体の評価向上につながる可能性があります。

また、記事と関連性の高いページがほかにもあるということは、そのメディアに専門性があると判断できます。SEOにおいて専門性の高さは評価の対象となるので、関連記事がある場合は内部リンクを設置しましょう。

【ユーザー対策】

目的を達成でき、次の行動を促すことができる記事はユーザーにとって有益なコンテンツだと考えられます。行動を促すには、スムーズな導線が必要不可欠。内部リンクが適切に設置されていれば情報を見つけやすくなります。ユーザビリティが高く、行動を促しやすくなるのでSEOの評価が期待できます。

内部リンクが設置されていてもユーザーがリンクを見逃したり、誤ってクリックしたりするとユーザビリティが低いと判断されてしまいます。リンクだと気づきやすくする、リンク先の情報がわかるテキストを記載するなどして、リンクのUIを向上しましょう。

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画像のチェックリスト

  • 画像のalt属性に記述がされているか
  • 画像のファイル名は設定されているか
  • 画像サイズは適切か

【検索エンジン対策】

alt属性に画像を表すテキストを記述することで、検索エンジンのクローラーに画像の情報を伝えられるようになります。画像検索でも上位表示を狙いやすくなるので、なるべく記述するようにしましょう。

画像のファイル名を設定するのは検索エンジンのクローラー対策です。画像の内容を判断するのに使われるので、簡潔でわかりやすいファイル名を設定しましょう。

【ユーザー対策】

alt属性に記述したテキストは画像の音声読み上げに使われるので、視覚に障害がある方に画像の情報を伝えることができます。また、通信状態が不安定な場所にいて画像が表示されないユーザーに対して、画像の情報をテキストで補足できます。記事の内容を正確に伝えるのに役立ちます。

画像サイズが大きいまま掲載すると、ページの読み込みが遅くなり、ユーザーの通信費にも影響します。ユーザーを第一に考えているGoogleの考えに反する状態になってしまうので画像を圧縮し、ページの読み込みをスムーズにしましょう。

経験・専門性・権威性・信頼性のチェックリスト

  • 経験や体験談を記載しているか
  • 調査結果等を使用する際はソース、参照元を記載しているか
  • 参照した情報、データは最新のものか
  • 執筆者・監修者情報の表記はあるか

コンテンツやメディア自体の専門性・権威性・信頼性が高いか、実体験が含まれているかが評価の対象になります。事実と異なる内容や信頼性に欠ける情報はユーザーに悪影響があるとされ、記事が検索エンジンから低評価を受ける可能性があります。

網羅性のチェックリスト

  • ユーザーの検索意図にマッチした情報を提供できているか
  • ニーズの大きい情報(関連キーワード・検索ボリュームが多いキーワード)が含まれているか
  • 主題に関連して「知っておいたほうが良い情報」「知ってためになる情報」は含まれているか(差別化・多様な検索キーワードの獲得)
  • 検索上位の記事に含まれている情報はカバーできているか

網羅性とは、検索意図を満たす内容が充実しているということ。

検索ボリュームが大きい情報や、メインキーワードに付随した情報も含まれていると記事内容が充実し、ユーザーの検索意図を広くカバーできます。

検索エンジンは、ユーザーにとって有益だと判断した記事を検索上位に表示します。つまり、検索上位の記事に含まれている内容はユーザーの検索意図にマッチした有益な内容になっているということ。検索上位に掲載されている競合の記事を参考にしながら、網羅性を高めましょう。

読みやすさのチェックリスト

  • ポイントや要点は一文でまとめ、詳しい説明は続く文章で補足できているか
  • 指示語が多用されていないか
  • 冗長な表現になっていないか
  • 一文が長くなりすぎていないか
  • 誤字・脱字はないか
  • 正しい日本語になっているか(二重表現・ら抜き言葉・慣用句の誤用など)
  • 段落の行数は2〜3行になっているか
  • 1つの見出しに入れる段落は適切な量か(3〜4つが望ましい)
  • 文字サイズ、マージン、行間は調整されているか
  • 装飾が適切に使われているか(文字、ボックス、吹き出し)

読みにくい文章だとユーザーが「わかりにくい」と感じて直帰しやすくなります。読みやすくすることで、ユーザビリティの向上と直帰率の改善が同時に達成でき、SEOの評価が期待できるでしょう。

以下の記事で読みやすく、わかりやすい記事作成のコツをご紹介しています。詳しい対策方法を知りたい方は参考にしてみてください。

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「リード文のチェックリスト」 でもお伝えしましたが、「直帰率が高い=良くない」とは一概にはいえません。わかりにくい、答えがないと判断して直帰したネガティブなパターンもあれば、目的が達成されたから直帰するというポジティブなパターンもあります。

公開後の対応のチェックリスト

  • サーチコンソールでクロールリクエストを行ったか
  • 関連した過去の記事を探し、新しい記事へのリンクを貼ったか
  • 情報・データが古くなっていないか
  • 設置しているリンクが切れていないか

検索結果への表示や順位付けをしてもらうには、検索エンジンのクローラーに気づいてもらう必要があります。記事を新たに制作したり、更新した場合は、クロールリクエストを行い、検索エンジンのインデックスへの登録を促しましょう。

また、記事の情報が最新かどうかもSEOの評価に影響します。制作した記事は定期的にメンテナンスしていくことが重要です。とくに、ニュース性のあるものを掲載している場合は、掲載内容が古くなっていないかチェックし、必要であれば記事をリライトしましょう。リライトについて知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください

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SEO対策を成功させるにはGoogleの考え方を知ることが重要

先ほどご紹介したチェックリストはGoogleの仕組みや考え方をふまえて作成しています。なぜなら、Googleが主要な検索エンジンになっている以上、SEO対策をして成果を出すにはGoogleの考え方に基づき対策をすることが重要だからです。

続いては、検索順位が決まる仕組みやGoogleがページを評価する際に何を重視しているのかについてご紹介します。

検索順位が決まる仕組み

まずは、順位がどのように決定づけられているのかをおさえましょう。Googleは次の3つのステップで、検索順位を決定しています。

  1. クロール
    クローラーと呼ばれるロボットがインターネット上のサイトを巡回して情報収集をします。
  2. インデックス
    クロールによって得られた情報を解析してGoogleのデータベースに登録します。
  3. 検索結果への表示
    データベース上に登録された情報を検索アルゴリズムに基づき、順位付けをします。

クロールやインデックスが行われなければ、検索結果にコンテンツが表示されることはありません。そのため、チェックリストでご紹介したようなクロールを促したり、適切に内容を理解させるための対策が必要です。

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コンテンツはユーザーファーストであること

SEO対策はGoogleだけでなく、Googleを利用しているユーザーのことも考慮して行う必要があります。その理由は 「Googleが掲げる10の事実」 に記載されている項目を見るとわかります。

"1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えてきました。新しいウェブブラウザを開発するときも、ホームページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。

Google のホームページはインターフェースが明快で、ページが瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。

広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。新しいツールやアプリケーションを開発するときも、もっと違う作りならよかったのに、という思いをユーザーに抱かせない、完成度の高いデザインを目指しています。"

(引用元: Google が掲げる 10 の事実

この内容からGoogleはユーザーの利便性を重視していることがわかります。そのため、SEO対策をする際はユーザビリティも考慮しなくてはいけません。ユーザーが迷わず、ストレスを感じずに知りたい情報を得られるかがGoogleから評価を得るうえで重要です。

また、ユーザーを考慮するうえで忘れてはいけないのが記事の内容です。Googleが発信している情報の中にはページの質についても言及されています。

"Google の自動ランキング システムは、検索エンジンでのランキングを上げることではなく、ユーザーにメリットをもたらすことを主な目的として作成された、有用で信頼できる情報を検索結果の上位に掲載できるように設計されています。"

(引用元: Google検索セントラル

書かれている内容を見る限り、ユーザーの検索意図に応えられる有益な情報提供ができていなければ、上位表示するのは難しいと言えます。

コンテンツの重要な評価基準「E-E-A-T」

E-E-A-Tとは「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trust(信頼性)」の4つの頭文字を並べた言葉でGoogleがコンテンツを評価するうえで重要視している項目のこと。コンテンツの質を判断するための項目で、権威のある方が書いた記事や、経験に基づき書かれた記事、情報の信憑性が高い記事が評価をされやすい傾向にあります。

とくに、古い情報や誤った情報が伝わることで、ユーザーに及ぼす悪影響が大きいYMYL(Your Money or Your Life)と呼ばれるニュースや時事問題、法律、金融、ショッピング、健康、住宅などを扱うメディアは、E-E-A-Tが重視されるため対策が必要です。

コンテンツの独自性を重視している

Googleはコンテンツの独自性も重視しています。それはGoogleが評価基準をアップデートした際に公表した以下の内容からわかります。

"今回のアップデートにより、ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。"

(引用元: Google検索セントラル「日本語検索の品質向上にむけて」

他社コンテンツにはない自社独自の情報や調査結果などは、ユーザーにとって有益な情報だと判断され、Googleから高い評価が得られる傾向にあります。

SEO対策の成功事例

「コンテンツのSEO対策チェックリスト」 でご紹介した対策を実際に行い、成果が出た事例をご紹介します。

流入数771%増!大手紳士服メーカーのコンテンツ改善事例(BtoC)

お役立ち系コンテンツのUIに問題があり、流入数が伸び悩んでいるという状態でした。弊社が開発したツールを活用してページを分析・調査し、コンテンツを読みたくなるようなUIに改善。当初の目標値は流入数約4,700でしたが、結果的に流入数約12,000と大幅に改善することができました。

課題

  • コンテンツは、充実しているのに流入が伸びていない
  • メインキーワードの検索順位が低迷している

実施施策

  • タイトルの変更
  • コンテンツのリード文を修正
  • 目次を追加
  • ページの構成を変更
  • コンテンツエリアの配置変更
  • スマホで読みやすさ向上のために段落の文字数+下のマージンを調整

成果

  • メインキーワードで検索結果の2ページ目から1ページ目へ掲載順位を向上
  • 新規ユーザーの流入数を約1,500から約12,000に増加(前月比約771%)

流入数約5倍!ソフトウェア・SaaS企業のコンテンツ改善事例(BtoB)

コンテンツに流入はあるものの、問い合わせの獲得に貢献できていないという状態でした。問い合わせにつながるように資料ダウンロードページへのCTAエリアを、より内容がイメージしやすいコピーに差し替えを行い、取りこぼしを防ぐために記事の中盤にもCTAエリアや関連リンクを挿入しました。

さらに、問い合わせにつながる母数をふやすために記事のUIの改善、キーワードの追加もあわせて実施しました。その結果、流入数を約5倍、ダウンロードページへの遷移数も増加させることができました。

課題

  • Googleの検索結果での順位が上がってきているが、1ページ目に来ない
  • 流入が増えてきているのにコンバージョンが取れない

実施施策

  • 網羅性を高めるために記事を再構成
  • 不足情報、対策キーワードの追加
  • ナビゲーションの改善(CTAエリア・誘導文言の修正)

成果

  • ページ別訪問数を1,800から9,000に増加
  • Googleの検索結果の平均掲載順位を2ページ目から1ページ目に向上
  • 資料DLページへの遷移数を0から13に改善

失敗しないために!やっても効果がないSEO対策をチェック

SEO対策の内容や実際の効果がわかったところで、続いては不適切なSEO対策をご紹介。 効果がないだけでなく、場合によっては順位が下落することもありますので、実施しないようご注意ください。

テキスト量だけを重視したコンテンツになっている

文字数と検索エンジンの評価に関連性はないとされており、テキストの量だけを意識したコンテンツを制作するのはSEO対策として効果があるとは言えません。

もし、上位表示されている他社のコンテンツがテキスト量が多い傾向にあるなら、それはテキスト量が評価されているのではなく、検索意図に対するコンテンツの網羅性が評価されていると判断できます。ユーザーの検索意図を満たすうえで幅広い情報が必要でその結果、情報の多さと比例してテキストの量が増えたと考えられます。

ユーザーのニーズを考えた結果、テキスト量が増えてしまうのは問題ありませんが、ユーザーのニーズとは関係ない情報が多いテキストの量だけを意識したコンテンツはSEO対策として逆効果となります。検索エンジンからユーザーの検索意図とマッチしていないと判断され、上位表示は望めません。

質の低いコンテンツを量産している

流入を増やそうと、ありとあらゆるキーワードをテーマにしてがむしゃらにコンテンツを量産するのは誤ったSEO対策といえます。

たとえ検索ボリュームが多いキーワードでも内容がユーザーのニーズと乖離している、情報量が少なく参考にならないなど検索意図を満たさないコンテンツは検索エンジンから質が低いと判断され、順位の向上が期待できず流入も伸びないでしょう。また、質の低いコンテンツばかり掲載しているとサイト自体の評価も低下する恐れがあります。

キーワードを乱用している

検索エンジンのクローラーはタイトルや見出しに含まれているキーワードからコンテンツの内容を理解しているとチェックリストでお伝えしました。ここで気を付けたいのが、キーワードを入れることだけが重要だと捉えてしまうことです。キーワードはむやみにつめこめばいいのではなく、考えて取り入れなければ適切な評価につながりません。

たとえば、同じ単語や語句を不自然に繰り返し使ったり、文脈を考慮せずにキーワードを使用するのはNGです。場合によってはペナルティの対象となることがあります。ユーザーとしても意味の分からない内容になり、Googleが重視するユーザーファーストとは大きくかけ離れたコンテンツとなってしまいます。

参考: Google検索セントラル「キーワードの乱用」

コピーコンテンツになっている

コピーコンテンツとは、自社サイトまたは他社サイトにすでにあるコンテンツと似通った内容のコンテンツになっていること。検索エンジンからコピーコンテンツだと判断されれば検索結果に表示されなくなる可能性があります。

とくに、以下のようなコンテンツは検索エンジンから悪質だと判断されます。ペナルティの対象となり、検索順位が大幅に下落する場合があります。

  • 他のサイトのコンテンツをコピーし、元のソースを引用することさえせず、独自のコンテンツや価値を加えずに転載しているサイト
  • 他のサイトのコンテンツをコピーし、(語句を類義語に置き換えたり自動化された手法を使用したりして)若干の修正を加えたうえで転載しているサイト
  • ユーザーに対してなんらかの形で独自のメリットを提供することなく、他のサイトからのコンテンツ フィードをそのまま掲載しているサイト
  • ユーザーに実質的な付加価値を提供することなく、他のサイトの動画、画像、その他のメディアなどのコンテンツを埋め込んだり編集したりしているだけのサイト

(引用: Google検索セントラル「無断で複製されたコンテンツ」

他社サイトの情報を流用し、文末や言い回しを変えただけで自社コンテンツとして発信するのはSEO対策としてNGです。著作権の観点からも違反に当たるので、やめましょう。

コンテンツのSEO対策にお困りなら外注を活用

強調されたタイトル

ここまでチェックリストや事例、Googleの考え方などをご紹介してきましたが、ご覧の通りSEO対策の内容は多岐にわたります。そのうえ、誤った対策をしてしまえば評価を下げる原因となってしまうため、安易に取り組むのは推奨できません。

SEO対策の内製化に難しさを感じているようでしたら、外注の活用を視野に入れましょう。続いてはSEO対策の外注先をお探しの方に向けて、外注するメリット、デメリット、外注先の選び方をご紹介します。

SEO対策を外注するメリット

SEO対策を外注することで業者が持つ知見を活用して、成果に直結する有効な施策を打ちやすくなります。

質の高い対策ができる

未経験でSEO対策を行う場合、知識も経験も不十分のため、誤った対策をする可能性があります。その点、SEO対策を専門としている業者なら、豊富な知見を持っています。過去の経験をもとに有効な対策をすることができ、成果を出しやすくなります。

新たに人員確保する必要がない

SEO対策は専門的な知識や視点を要するため、内製化する場合、SEOに精通した社員が担当するのが適しています。もし、社内に適任者がいなければ新たに雇用する必要があります。外注することで人員を確保する必要がなくなり、採用にかかる時間やコストを浮かせることができます。

Googleのアップデートに対応しやすい

年に数回行われるGoogleのアップデートは、検索順位などに大きな影響を及ぼします。SEOを専門としている業者なら、Googleの最新の動向を把握しながら対策しているのでアップデートが行われた際も適切な対応をとってくれるでしょう。

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コンテンツSEOを外注するメリット・デメリットを解説!外注の選び方や事例もご紹介

SEO対策を外注するデメリット

SEO対策の外注はメリットがある一方でデメリットもあります。デメリットも把握したうえで外注するかどうか判断するのがいいでしょう。

ランニングコストがかかる

SEO対策はすぐに成果につながる施策ではないので、長期的に取り組むのが一般的です。外注すると、SEO対策にかかる費用も継続的に発生します。予算や費用対効果を考えたうえで依頼するか判断しましょう。

外注先の理解度が低いと成果も出にくい

SEO対策をするには、まず現状分析をします。現状分析で問題の洗い出しと対策の選定が適切になされるかは、業界、商品・サービス、対象となるユーザーへの理解度にかかっています。外注先の理解度が低ければ適切な対策をすることができず、SEO対策をしても成果が出にくくなってしまいます。

社内に知見が蓄積されない

SEO対策を外注に丸投げしてしまうと、対策の根拠や効果が把握できず、自社にSEOの知見が蓄積されなくなってしまいます。将来的に、SEO対策の内製化を考えているのであれば、外注先から定期的にSEO対策の状況を共有してもらい、自社で対応できるように知見を蓄積していきましょう。

外注先の選び方

外注の選び方を誤ると余計なコストや時間がかかり、社内の負担が余計に増えてしまいます。以下のポイントを確認し、慎重に選定しましょう。

同業界でSEO対策の実績はあるか

自社と同業界の案件で実績を出しているか確認しましょう。SEO対策をするには検索エンジンに関する知識だけでなく、その業界の動向やユーザーに対する知識も必要です。同業界の実績があれば、業界に精通していると判断でき、質の高い提案が期待できます。

依頼内容に対応できる業者か

今回はコンテンツのSEO対策をご紹介しましたが、一口にSEO対策と言っても範囲は広く、業者によって得意とする領域は異なります。たとえば、GoogleはSEO業者が提供するサービスの例として以下を挙げています。

  • サイトのコンテンツや構成の見直し
  • ホスティング、リダイレクト、エラーページ、JavaScript の使用など、ウェブサイトの開発に関する技術的なアドバイス
  • コンテンツの開発
  • オンライン ビジネス促進キャンペーンの管理
  • キーワードに関する調査
  • SEO のトレーニング
  • 特定のマーケットや地域に関する専門知識

(引用: 検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド

SEO対策で外部の業者を活用する際には、どういった作業を外注したいのかを明確にして外注先を選定することが大切だと言えるでしょう。

また、複数の業者に外注してしまうと、やり取りのための時間や労力が増えてしまうだけでなく、施策の方向性がバラバラになってしまう恐れがあります。そのため、外注したいと考えている業務範囲を一気通貫で対応してくれる業者を選ぶことが望ましいでしょう。

コミュニケーションが取りやすいか

SEO対策は長期的に続けるプロジェクトです。そのため、外注先とコミュニケーションが取りやすいかもプロジェクトを進行するうえで重要です。判断するポイントは主に2つあります。

1点目は、顧客視点があるか。

SEO対策には「alt属性」「ディスクリプション」などといった専門用語がたびたび登場します。外注先が、専門用語をわかりやすい言葉に置き換えて説明してくれていたら顧客視点をもって取り組んでいることがわかります。足並みをそろえてプロジェクトを推進しやすいので、パートナーにするには適切でしょう。

2点目は、ヒアリングをしてくれるかどうか。

SEO対策は顧客の課題によって対策が変わってくるので、ヒアリングが重要です。それなのに、売り込みばかりしてくる企業があれば、それは顧客をちゃんと見ていないという証拠。課題にあった提案がされるか疑わしいので、そういった企業は避けたほうがいいでしょう。

コンテンツのSEO対策を外注するならAtoJへ

エートゥジェイはコンテンツマーケティングを事業として行っており、その一環として企業が運営するコンテンツのSEO対策のサポートをしています。

続いては、エートゥジェイがコンテンツのSEO対策として選ばれる理由をご紹介します。

【支援実績100社以上】コンテンツの支援経験が豊富

エートゥジェイは、オウンドメディア(コーポレートサイト、サービスサイト、メディアなど)に関する多くの支援実績があり、なかでもコンテンツのSEO対策はエートゥジェイが得意とする支援サービスのひとつ。

BtoBやBtoC、業界問わず100社以上の企業の課題を解決してきました。これまでの支援経験からコンテンツのSEO対策に関するノウハウも豊富に蓄積しており、「集客を改善したい」など課題をお持ちのお客様に対して有効な打ち手を用意することができます。

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コンテンツのSEO分析に強いコンサルタントが在籍

弊社のSEOコンサルタントは、特定ワードの順位向上を意図するランキング対策ではなく、Web集客を最大化させるために“検索体験の最適化”を実践。Googleが重要視している「ユーザーの利便性」を高めるために、ユーザーから長く信頼される、本質的に価値があるサイトにするためのサポートを行います。

依頼いただいた際は、メディアが検索エンジンから適切な評価を受けているかを分析し、長年の知見に基づいた最適なアクションプランをご提案します。過去には、記事改善(UIとリライト)で約2,000PVから約15,000PVに改善した事例や、約20,000PVのメディアを半年で約100,000PVに改善した事例などもあります。

良質な記事を制作するリソースが充実

読みやすさはもちろん、検索エンジンが重要視している専門性、権威性、信頼性の高い良質な記事を制作するリソースがあります。SEO対策のご提案だけでなく、コンテンツの作成やリライトも弊社にお任せください。

300名を超えるライターネットワークがある

複数のライターがライティングする場合でもクオリティを維持できるよう、独自のレギュレーションを策定。安定したクオリティでコンテンツの提供ができます。

外部パートナーを含む経験豊富な編集者が、複数のメディア運用に携わる

さまざまな業種でのメディアの運用経験が豊富です。BtoB、BtoCどちらのコンテンツでも成果をあげるための知見が蓄積されています。

専門家とのネットワークがあり、信頼性のある記事の制作が可能

監修が必要な記事に対して専門家へ依頼できるルートを保持。専門性、権威性、信頼性を高められ、ユーザーと検索エンジン両者にとって有益なコンテンツを制作できます。

分析・改善支援で継続的にサポート

運用支援をさせていただく際は以下のように、分析→改善→定例を繰り返し、お客様と足並みをそろえてコンテンツを運用していきます。SEO対策をやって終わりではなく、そこで得られた成果や知見を次の施策や改善に生かし、メディアの成長を後押ししていきます。

1.コンテンツ分析

公開した記事の分析を行い、目標達成状況を確認します。状況に応じて、次回の記事施策の企画をご提案します。

2.コンテンツ・動線の改善

分析をもとに、集客、回遊、コンバージョンなどメディアの目的別に改善案を作成します。対策キーワードの再選定やタイトル、構成などを取りまとめてご提案します。

3.定例ミーティング

コンテンツの目標に対しての進捗確認や課題を話し合います。ウェブのトレンドについてや新規のコンテンツ企画などもご説明します。

まとめ

今回はオウンドメディアを運用している方に向けてコンテンツのSEO対策チェックリストをご紹介しました。ご紹介した内容は以下のリンクよりダウンロードいただけます。記事では伝えられなかった内容もありますので、ぜひご覧ください。
【無料ダウンロード】コンテンツ(記事)改善チェックリスト

SEO対策は誤った認識で行うと評価を下げる場合もあり、ノウハウなしに取り組むのは注意が必要です。内製化に固執せず外注の力を借りて、SEO対策を進めるのも検討しましょう。

AtoJでは、コンテンツのSEO対策のサポートが可能です。SEOのスキルやノウハウがなく、支援が必要という方は 「お問い合わせ」 からお気軽にご相談ください。

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