コンテンツを考えるのが大変?社内資産を活用し、価値あるオリジナルコンテンツに

コーポレートサイトのリニューアルやオウンドメディアの運営において、コンテンツの企画や内容を考えるのに悩むという話をよく耳にします。

新しいコンテンツを生み出し続けていくのはたしかに大変です。

でも考えてみましょう。そもそもコーポレートサイトやオウンドメディアの根本的な役割は、企業の情報発信です。

まったく新しい企画をひねり出さずとも、社内に蓄積されてきた資産を活かすことができるはずです。

エートゥジェイは、2018年4月にコーポレートサイトを大幅リニューアル。

その際に、企業情報ページ内の「代表挨拶」を、社長と副社長の対談にしました。今回は、この対談コンテンツの制作方法や制作過程をひも解き、コンテンツ制作のポイントをまとめてみました。

「代表挨拶」ページは、元副社長の岡本が株式会社エイトレッドの社長に就任したため非表示にしております。

OUTLINE 読みたい項目からご覧いただけます。

リニューアル後、アクセス数が26倍、コンバージョンにより貢献

エートゥジェイのコーポレートサイトリニューアルは、2018年4月、ソフトクリエイトホールディングスの子会社となり、新生エートゥジェイとしてスタートしたタイミングで実施されました。

リニューアル前、「代表挨拶」のページには、代表取締役社長の飯澤のメッセージとご挨拶を掲載していました。

いわゆる「企業代表挨拶」は、定番で安定感があるものの、「カタい」イメージがあり、また、ありふれた内容が想起されがちでサイト訪問者にスルーされがちです。

そうした点の解消を考え、対談形式のコンテンツが企画・制作されたのです。

サイトリニューアル後、同ページは、以下の成果につながりました。

  • ページアクセス:前年同月比26倍
  • アシストコンバージョン率 171% (「問い合わせ・資料請求」をコンバージョンとする)
    ※計測は2018年6~7月

より閲覧され、顧客獲得に貢献するコンテンツに改善されています。

社内資産こそ、企業の発信する情報として魅力的なコンテンツ――企画構想のポイント

コーポレートサイトやオウンドメディアは、企業の情報を発信する重要なチャネル。

潜在する顧客や採用応募者など、閲覧者と企業との間を適切に取り持つコンテンツを展開したいものです。

「どのようなコンテンツを展開したら良いのか……」と悩むようであれば、まずは社内資産を確認してみてください。

「資産」と言うと難しく考えてしまうかもしれませんが、普段の企業活動に着目しましょう。

むしろそこにこそ、サイト訪問者を惹きつけたり、役立ったりするものが埋もれているものなのです。

対外的に発信する情報として最適ですし、社内にある、蓄積されている資産を活用できれば、考案・制作のリソースを抑えることもできるでしょう。

前段で紹介した「代表挨拶」も、まったく新しい情報を用意するというより、すでに社内にあるものをフレッシュなコンテンツに仕立てたもので、その結果、リニューアル前より効果の出るコンテンツになっています。

その際、どのようなことを重視したか、ポイントを以下にまとめてみます。

打ち出し方や切り口を変える

「代表挨拶」は、内容として、企業トップの想い、ビジョン、メッセージなどが想定されます。

こうした内容を、堅苦しくなく、わかりやすく提示しつつ、「読ませる」ものにするために、対談・インタビュー形式を採用しました。

そうは言っても、コーポレートサイトの「企業情報」の中の「代表挨拶」のページに掲載されるものですので、その位置づけに相応しく、奇抜すぎないよう、バランスに留意した内容にしています。

閲覧者に「有用である」「伝えたい」内容を、掘り起こす/引き出す/まとめる

当該ページで目指されたのは、「新生エートゥジェイがどういうものか提示する」ということでした。

より具体的には、ベンチャーと大手が融合してユニークな企業となったエートゥジェイについて、特に「お客様と求職者の皆さまに知っていただく」ことがミッションでした。

これを達成するために、語りたいこと/語るべきことを整理し、「企業理念・マインド」「事業領域における強み」「企業風土・文化」などといったテーマを設定して、必要な要素がしっかり引き出させるように段取りました。

関係者全員で足並みを揃え、良いコンテンツに――制作上のポイント

前段では、コンテンツ企画を立てる際の考え方をお伝えしました。より制作寄りのポイントをご紹介します。

1)コンテンツ:目的に適ったコンテンツに

「何のためのコンテンツか」「誰に届けるか」といった「目的」は、企画段階で明確にしますが、そこに折に触れて立ち返ります。

多くの人々が関わって制作の工程が複雑になったり、制作期間が長かったりすると、当初の目的と違うものができてしまうことが往々にしてあります。

制作進行中に判断する事柄が出てきても、ここに立ち返ればブレない答えを導き出せるでしょう。

2)進行管理:期間内で完成する

納期や〆切を守るのはコンテンツ制作の鉄則。

そもそもスケジュールがタイトである場合も多いですが、無理のないよう、必要十分な工程とその時間を確保してスケジューリングし、進行中は遅延が発生しないようハンドリングします。

今回の対談コンテンツでは、対談している飯澤社長と岡本副社長にはもちろん、関係者全員にこうした点を共有し、当該ページを良いものにするために足並みを揃えながら制作しました。

ここまでは、コンテンツの制作進行における重要な点でした。

最後に、サイト訪問者への対応として必須となる点にも触れておきます。

3)UI:サイト訪問者の目を引く、見やすいコンテンツに

ビジュアル要素はWebページのアイキャッチとして非常に重要です。

今回の「代表挨拶」では対談風景の写真を用意しましたが、「人」が際立つよう、また、「クライアントの成果(Happy)」を打ち出した 企業理念 も意識して、明朗で活気のある雰囲気を表せるよう、留意しています。

また、PC、スマートフォンで読みやすいよう、ページレイアウトを画像とテキストのバランスにこだわりました。

対談・インタビューで、魅力的なオリジナルコンテンツに

対談・インタビュー形式のコンテンツ企画は、自社の得意とするところをそのまま魅力的なコンテンツにしやすいのでオススメです。

たとえば、アピールしたい取り組み、事例、実績などを担当者から引き出して、価値のあるオリジナルコンテンツにすることも可能でしょう。

本記事やこうしたコンテンツを制作することにご興味をお持ちいただけましたら、お気軽にエートゥジェイの 「お問い合わせ」 からお気軽にご相談ください。

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