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クラウドECとは? 特徴や他の構築方法との違いをわかりやすく解説

クラウドECとは? 特徴や他の構築方法との違いをわかりやすく解説

パッケージやASP、オープンソースなど、ECサイトにはさまざまな構築方法があります。その中でも、近年増えてきているのが「クラウドEC」です。しかし、その他の構築方法と比較してどのような特徴を備えているのか、ご存知ない方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、クラウドECの概要やメリット、他の構築方法との違いを解説します。ECサイトの構築やリニューアルを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。


【目次】
■クラウドECとは
■クラウドECのメリット
・システムの自動アップデート
・インフラの用意が不要
・高いセキュリティ
・サーバー落ち対策が可能
・短期間で導入可能
■クラウドECのデメリット
■その他の構築方法との比較
■クラウドECサービスの選定方法
・ベンダーのサポート体制を確認する
・費用感を確認する
■社内リソースが不足している場合はクラウドECがおすすめ


 

■クラウドECとは

クラウドECとは、クラウド上のプラットフォームを使ってECサイトを構築するサービスのことです。ショッピングカートや決済機能、顧客管理、受注管理など、ECサイト運用に欠かせないシステムを、自社のサーバーにインストールすることなく、インターネット経由で利用できます。

クラウド上でシステムが管理されており、ベンダーが用意するサーバーやアプリを利用してECサイトを構築するという点は、ASP型のカートシステムと変わりません。
システムはベンダーによって自動更新が行われ、長期的なコストパフォーマンスに優れているのが特徴です。 

日本国内のクラウドECサービスの例としては、メルカートやebisumart、aishipR、MakeShopエンタープライズなどが挙げられます。


 

■クラウドECのメリット

パッケージやフルスクラッチ、ASPなど、ECサイトの構築方法はクラウドEC以外にもさまざまな種類があります。クラウドECサービスを使ったECサイト構築には、どのようなメリットがあるのでしょうか。

・システムの自動アップデート

前述の通り、クラウドECのシステムは、サービスを提供するベンダーによって自動でアップデートが行われます。
パッケージやフルスクラッチなどで構築したECサイトの場合、構築から時間が経つとシステムが古くなってしまいます。定期的に大規模なシステム改修を迫られ、結果として莫大な追加コストが発生する可能性もあるでしょう。

一方で、クラウドECならシステム改修を自社で行う必要がなく、常に新しいシステムを使うことが可能です。追加機能も自動アップデートされるので、中長期的に見ると他の構築方法よりもコストを削減できる可能性があります。

・インフラの用意が不要

パッケージやフルスクラッチ、オープンソースでECサイトを構築する際は、システムをインストールする自社でサーバーを調達したり、サーバーの保守管理を行う人員など、各種インフラの整備が不可欠です。
クラウドECの場合は、システムがベンダーの提供するクラウド上にあり、インフラの保守整備を自社で行う必要もありません。サーバー保守作業が不要な分、ECサイトの運営業務に専念することができるでしょう。

・高いセキュリティ

システムの自動アップデートによりセキュリティも常に最新の状態に保たれるため、セキュリティ面でも優れています。

特に、セキュリティ要件が高い企業が採用しているクラウドECの場合は、その企業のセキュリティ要件をクリアしているサービスという見方もできます。いちからセキュリティ対策をせずともクラウドECであれば高いセキュリティが担保されるということです。
顧客の住所や氏名など、多くの個人情報を取り扱うECサイトにおいて、高いセキュリティが期待できるのは大きなメリットといえるでしょう。

・サーバー落ち対策が可能

サーバーの増減を設定できる点も、クラウドECのメリットのひとつです。セールなど一時的なアクセス増加が見込まれるシーンに対応しやすく、サーバーダウンが原因の販売機会の損失を防げます。

・短期間で導入可能

初めからECサイトに欠かせない基本機能は備わっているので、3ヶ月ほどで導入できます。
デザイン制作や社内の承認などによって変動はあるものの、パッケージをカスタマイズしたり、フルスクラッチで1からサイト構築を行ったりするのに比べれば時間はかかりません。
スピード感が求められるECサイトにおいて、短期間で導入できるのは大きなメリットといえるでしょう。


 

■クラウドECのデメリット

メリットが多いクラウドECですが、デメリットがまったくないわけではありません。
例えば、ベンダーによって違いはあるものの、初期費用や月額はASPなどに比べるとコストがかかります。中長期的に考えるとコストパフォーマンスに優れる一方で、導入する際はある程度の資金力が不可欠です。

また、システムのソースコードは開示されておらず、自社での保守管理は不可能です。自社でシステムの保守管理を行うことが必須の企業だと、導入は難しいでしょう。
 


 

■その他の構築方法との比較

具体的に、どの構築方法が優れているのかわかりにくいと感じるかもしれません。クラウドECとそれ以外の主な構築方法の費用感や特徴は、以下の通りです。

【クラウドEC】
初期費用:数十万~
月額:数万~
導入期間:2~4ヶ月ほど
特徴:セキュリティ性や外部連携などの拡張性に優れる

【ASP】
初期費用:無料
月額:数千~数万円
導入期間:最短1週間ほど
特徴:拡張性に劣るが、安価でシステムも自動更新

【パッケージ】
初期費用:数百万~
月額:数十万~
導入期間:最短5ヶ月ほど(カスタマイズによって異なる)
特徴:カスタマイズ性に優れる。システム改修には別途費用が必要

【フルスクラッチ】
初期費用:数千万~
月額:数十万~
導入期間:最短で1年ほど
特徴:コストがかかり導入期間も長い一方で、カスタマイズ性は最も優れる

構築方法ごとのより具体的な違いや特徴については、以下の記事も併せてご確認ください。

⇒ECサイトの構築方法と各プラットフォームの特徴を初心者にもわかりやすく解説


 

■クラウドECサービスの選定方法

クラウドECは、さまざまなベンダーがサービスの開発・提供を行っています。自社に適したサービスを決めるためには、事前に選び方のポイントを押さえておくことが重要です。
サービスを選定する際に注意したいポイントをご紹介します。

・ベンダーのサポート体制を確認する

システム導入後のマーケティング支援まで行ってくれる、操作方法の質問に適宜対応してくれるがメールのみなど、クラウドECはベンダーごとにサポート体制の充実度が異なります。
サポートと一口に言ってもヘルプデスク的なカスタマーサポートもあれば、売上を上げていく為のオンボーディング支援まで無償で行っているサービスもあります。ベンダーがどこまでサポートしてくれるのか、どんなサービスに強みを持っているのかを事前に確認しどのようなサポートを求めているかも比較検討のポイントにするのもいいでしょう。

サポートが手厚いベンダーなら、自社の運用体制が整っていなかったり、初めてEC運営に踏み切ったりする場合でも安心です。

・費用感を確認する

費用感の確認も重要です。EC事業規模が小さい場合は、初期費用や月額が安価なASPなどの方が適している場合も考えられますが、売上の数パーセントを取られるので一定の売上規模になるとクラウドECの方がリーズナブルになってきます。


複数のベンダーから見積もりを取り、自社の売上計画と照らし合わせて、契約条件や費用感が適しているか、機能面やサポート体制は要件を満たしているかなどを確認しておくことが重要です。


 

■社内リソースが不足している場合はクラウドECがおすすめ

クラウドECは、システムの自動アップデートや高いセキュリティ、保守管理作業が不要など、運用の手間がかかりにくいのが大きなメリットです。また、パッケージなどに比べるとコスト面でも優れています。
ECサイトの新規構築やリニューアルを検討しているものの、ASPでは求めているサイトが作れない、パッケージはコスト的に手が出しにくいと感じている場合は、クラウドECを検討してみてはいかがでしょうか。
 

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